生活の中のコーヒー~ラテアート篇~
コーヒーにはいろいろな飲み方、淹れ方があります。そのまま飲むブラックコーヒー、ミルクを入れるカフェオレなどなど。
その中の一つ、カフェラテは、エスプレッソその中の一つ、カフェラテは、エスプレッソという深煎りの極細挽きにした豆に高い圧力をかけて一気に抽出する濃厚なコーヒーに、スチーミングしてきめ細やかな泡状となったフォームミルクを注ぐことで作られます。エスプレッソの濃厚なコクと旨味を、フォームミルクの滑らかなくちどけと甘みが引き立てることで飲みやすく、かつ心を落ち着けてくれる一杯なのです。
さて、そんなカフェラテですが、フォームミルクを使ってカップの液面に色々な模様や絵を描くことができます。それがラテアートです。
ラテアートには、次の2種類があります。
ミルクピッチャーのみを使用して様々なデザインを描くフリーポアラテアート
ピックやココアパウダーなど様々な道具を駆使してイラストを描くように作るデザインカプチーノ
わたしはその中で、フリーポアラテアートをメインに練習しております。デザインカプチーノはできる人本当にすごいなと思うくらいには独自性が出るのですが、その分絵心も必要なので求められる技術が多いのが特徴です。フリーポアは逆にピッチャーの動きを学ぶことで、どんなラインが出るかなどを理論と実践で学べるシンプルなスタイルなので、その分個々の技量が如実に出る特徴を持っております。将来的にはどっちもできるようになりたいなと思いますが、今はフリーポアラテアートをある程度自由自在に描けるレベルにはなりたいな、と考えております。
1.ヴィーガンであるわたしがラテアートに使うミルク
さて、そんなラテアート。わたしはヴィーガンなので使うミルクは当然植物性ミルクです。
実際植物性ミルクでラテアート描けるの?スチーミングしても泡の性質がだいぶ違うからうまく描けないのでは?
実際わたしも少し不安でした。いくつか豆乳、アーモンドミルク、オーツミルクを試してみましたが、もったりしてしまったり細かいラインが出せないなど、どうしても綺麗に描けない、と何度も悩んだところです。
ですが、今はラテアートが描きやすい植物性ミルクと出会えたことで、日々楽しく練習できております。
それがこちら。

Oatsideさんのオーツミルク:バリスタブレンドです!
このミルク、スチーミングすることですっごくきめ細やかなフォームミルクが作れてラテアートやる時も滑らかかつ細やかな線が描けるようになるんですよ。それまでのミルクと比べると非常にやりやすい。
公式サイトの説明だと以下の通りです。
植物性ミルクって特別に「おいしい!」というイメージがないけれど、このオーツミルクは、どんな人の印象も覆すほど美味しい
引用元:https://oatside.com/ja/products/barista-blend/
植物性ミルクです。
水っぽすぎても、こってりしすぎてても
コーヒーやお茶の味を台無しにしてしまいますよね。そのため、濃厚で癖がなく、コーヒーやお茶と合わせても主張しすぎない、
絶妙なバランスがとれたオーツミルクを作りました。もちろん、そのままでも飲みやすくて、とっても美味しいですよ。
さらにスチーマーがあれば、キメ細やかで
クリーミーなフォーム状になったオーツサイドのオーツミルクも楽しめちゃいます。これがバリスタさんからモテモテな理由です。
他にもラテアートがやりやすく、味もくせのない甘さを誇るオーツミルクには「マイナーフィギュアズ」さんから出ているオーツミルクがあります。そちらも描きやすいですし美味しいです。ただお値段がちょっと張るので特別な日に、って感じですね。
このオーツサイドさんのオーツミルク、奇跡的にわたしは近所のスーパーに売っているので手早く仕入れることができるのも大きいですね。オーツミルク自体スーパーではなかなか売っていないので。通販なら大抵の通販サイトで取り扱っているのでもし興味ある方はお探しいただければ。楽天市場だとセットで6本2,601円なので、1本当たり400円近くの値段で買えると思います。
そしてそのお味ですが、本当に癖がなくてストレートにミルクの甘みを感じられる味です。元がオーツ麦だからオーツ麦と言えばオートミール、すなわち結構人を選ぶあの食材とルーツを同じくするものですが、オーツミルクは本当に癖がなくておいしいです。豆乳の豆っぽさが苦手だったりそもそも乳糖不耐症だったりする方にも自信を持ってお勧めできます、価格以外。
そしてバリスタブレンド、と呼ばれるものはコーヒーと併せて使うことを想定されているので、勿論カフェラテにしても美味しいのです。ラテアートがやりやすいのは勿論としても、ラテアートやった後に喫しても美味しい。二度楽しいのがこのオーツサイドさんのオーツミルクバリスタブレンドで入れるカフェラテなのです。
それにオーツミルクは、カルシウムが各種ミルクの中でもトップを誇ります。100ml辺り120mg含まれております。わたしはラテアートの時は7オンスのラテボウルを使っている関係で170ml使ってますから、大体200mgくらいのカルシウムが摂れています。カルシウムは現代人に特に不足しがちな栄養素なのでこれもありがたいですね。美味しく健康的に栄養を保てる、いいことづくめですね、価格以外。
まあ散々価格価格行ってますが、オーツサイドさんのオーツミルクはオーツミルクというくくりで見るとむしろ安い方です。わたしの近所のスーパーでは1000mlで483円(税込み)でした。もっと普及すればもっと安くなる未来もあると思うので、それは将来に期待したいですね。
2.ラテアートに使う機材
次に、ラテアートを行う際に使うマシンとグラインダーを紹介します。
エスプレッソは、前述したとおり極細挽きに挽いた豆に圧力をかけて短時間で抽出する手法を取っております。その圧力は大体9気圧。人間の力でこれをやるのは無理なので、専用のマシンを使うことになります。それがエスプレッソマシンと呼ばれる機体です。
ちなみにエスプレッソを淹れるだけならばマキネッタという器具でもできますが、こちらは2気圧の加圧なのでラテアートをやる際にキャンバスの役割を担うクレマという茶色い泡ができません。なのでラテアートをやるには基本的にマシンを使うのが楽です。
そして、メッシュ(挽き具合)が極細挽き、というのも中々の曲者で、コーヒーグラインダーやミルでは、極細挽き迄挽けないものもそれなりにあります。極細挽きもしくはエスプレッソ用に対応しているグラインダーを選ぶ必要がありました。
そしてわたしはそこまでお金があるわけでもないので、今のところマシンもグラインダーもラテアートを始めた時から代替わりしておらず、入門編と言えるコストパフォーマンスに優れたものを使っています。
それがこちら。
です。ちなみにスカラプラスの方は最近グレードアップした新型が出たみたいですね。
これはどちらもエスプレッソマシン、グラインダーとしては安価な方で、特にスティローザの方はエスプレッソマシンの中でも群を抜いて安いですがその性能はラテアートを初めてやる分には申し分ないものとなっております。このマシンの素晴らしさの紹介は既に熟練の方々が余すところなくされているので割愛しますが、実際こちら、もう2年近く使っておりますがもうバリバリ現役で、今やこれなしの生活などありえないくらい重宝しております。エスプレッソが、ラテアートが家でできることが家出のコーヒー生活をここまで潤してくれるとは、といった感じですね。
スカラプラスも、店によっては1万円を切るところもあるので、引き立てのコーヒーを飲みたい方にはぜひともお勧めしたいなって思います。
3.わたしのラテアート今昔
最後に、わたしがラテアートを始めたころと最近のラテアートを並べようと思います。
ラテアートを始めたのはスティローザを導入してからなので、やはり2年くらいになりますね。
その2年、大体1日1~2回くらいのペースでやっており、最近は朝の忙しさもあるので平日は2日に1回、土日は1~2回くらいやっています。
そんなわたしの始めたてのラテアートはこんな感じ。

泡がぶつぶつしてるし、ミルクはもったりしてるし、中々にあんまりなできですね。まあ最初はこんなものかなって思いました。
それが2年間練習すれば、こんなオーツミルクラテを描けるようになりました。




押し込みや振りの技術を身に着け、ウェーブ模様やチューリップのような模様が描けるようになり、以前よりは確実に色々描きたいと思うものを描けるようになったと思います。なにより最初は植物性ミルクで細かい線とか描けるのかな?って不安だったものが、今はしっかり波のラインやチューリップの葉が描けるくらいには操れるようになったのがうれしいです。
やって、振り返って、どうすればいいかを学んで、再び実践。それを日常の生活に取り込むことで、日々進化していく、その進化の過程が目に見える。それが本当に楽しいですラテアートは。何よりどんな結果になろうと飲むと美味しいのも嬉しいですね。
このサイトでも、会心の出来のラテアートなどができたら、都度アップしていきたいなって思います。よろしければ、ラテアートが楽しいこと、オーツミルクが美味しいこと、オーツミルクで飲むカフェラテやカフェオレも美味しいことを知っていただけたら、本当に嬉しいです。
