生活の中のコーヒー~飲む頻度篇~
今や生活の色々なシーンで手軽に飲むことも、高級感ある一杯を楽しむこともできるようになったコーヒー。斯く言うわたしもコーヒーは大好きなので、毎日いろいろな方法で飲んでおります。
この記事では、そんなコーヒーを、
日常生活でどのタイミングで飲んでいるか
飲むタイミングを選んでいる理由
を、わたしの実生活からご紹介したいと思います。
コーヒーって飲むと夜寝るとき大丈夫なの?
カフェインって実際身体にどうなの?毎日飲んで大丈夫なのかな?
コーヒー飲むと胃腸が心配…
といった疑問や不安を持ったからなどにとって、その不安に対する参考になればいいなと思っておりますので、よろしければお付き合いください。
1.わたしが一日にコーヒーをどう飲んでいるか
始めに、わたしは毎日コーヒーを飲んでいます。理由はコーヒーが大好きだからです。以上!
というのはあまりにも雑過ぎますね。はい。
実際コーヒーが好きなのは事実なので、だから毎日飲んでいるというのも本当です。とはいえ、勿論水やお茶のようにとりあえず飲む!みたいな感覚で飲んでいるわけではありません。どちらかというと、コーヒーは飲む時間と頻度を一日のうちでしっかり決めて飲んでいます。
その時間及び頻度は、次の通りです。
コーヒーを飲むのは、朝食後30分以降(だいたい家を出る前の7時前後)と、お昼の14時半の2回!
はい、大好き、とか言っていたくせに少ない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ではどうして大好きなのに2回しか飲まないのか、という理由についてですが、それは2回くらいが、コーヒーを最もおいしく、かつ習慣として飲むことができる丁度いい頻度だと思っているから、です。
人間の五感の一角を占める味覚は、様々な味の相互作用を受けます。そのうちの一つに、順応効果、というものがあります。
順応効果
ある一定以上の強さで長時間味わっていると、閾値(境界値)が上昇する。例)甘いケーキを続けて食べると、甘味の感度が鈍る。
つまり、どんなにおいしいものでも好きなものでも、食べ過ぎ飲み過ぎを続けていたら、その味を感知できる最小濃度である閾値が上昇して、今までは美味しいと感じていたものをそう感じる力が落ちてしまうのです。それだとせっかくの嗜好品が台無しになってしまいます。
よって、大好きな珈琲の香りも味も心地よく堪能できる程度としては、1日2回くらいがちょうどいいと今のわたしは考えていて、毎日2回のコーヒータイムを楽しみにしている、ということなのです。
2.飲むタイミング
次に、その2回のコーヒータイムを取るタイミングについてお話しします。
朝食後30分以降(7時前後)
まずは、朝のコーヒータイム。こちらを「朝食後30分以降」「7時前後」と取っている理由について。朝食後30分以降、という制限を設けている理由としては、コーヒーに含まれる主成分である「クロロゲン酸」の作用が関係しています。
クロロゲン酸には、一部の栄養素の吸収を妨げる作用があります。具体的には、ミネラル、ビタミンB1,B2辺りです。これらとクロロゲン酸が結合することで、これらの栄養素が難溶性の物質に変化し、腸から吸収されにくくなってしまいます。つまり、ご飯と一緒に飲んだり、食後するに飲んだりすると、せっかくとったミネラルやビタミンB群が上手く吸収されなくなってしまうのです。大好きなコーヒーが自らの栄養にマイナスの影響を及ぼすのは、本意ではありません。
逆を言えば、栄養素の吸収が済んだタイミングで飲む分には、この作用は全く問題にはなりません。
そのため、食事の栄養素吸収を邪魔しないためにも、食後30分くらいは飲むのを待って、食事による栄養素の吸収があらかた済んだタイミングを見計らって、というわけです。
また、わたしは基本朝型人間なので、4時半くらいには起床します。起きてすぐの身体というのは、体温・血糖値も低く、神経・脳・内臓などの働きが低い状態です。つまりは胃腸が最も弱まっているのは起床直後ということになるので、起きてすぐのコーヒーはまだ働きが低い胃に胃液の分泌を促して負担が大きくなるうえに、胃壁への影響も懸念されます。
これもまた、朝食をとることで体温・血糖値・神経・内臓機能を回復したタイミングで飲む分には特に問題はないですし、それどころか朝食での血糖値の上昇を、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が抑制することで、血糖値の急上昇を抑えながら、緩やかに体調を回復させられることにもつながります。
また、どうしても今日は胃の調子が良くないかも、と思った日には、オーツミルクと混ぜてカフェオレにする、カフェインやクロロゲン酸が少なめの深煎り豆をエスプレッソにして飲む。といった方法を摂ることで、胃への負担を抑えております。
また、7時前後については、平日の家を出る時間(ジムトレーニングを行う日)、朝の勉強をする時間(トレーニングをやらない日)になります。コーヒーには、カフェインとクロロゲン酸の相互作用による脂肪燃焼効果がありますし、覚醒作用による集中力の向上効果もあります。これらの働きについてはまた自分の実感等含めて別の記事で詳しくお話したいなと思うので割愛しますが、要するに一日の活動を行うにあたって身体を活性化させてくれるのに非常にいいタイミングだから、ということです。
つまり、朝のコーヒーは、わたしにとっては、
朝食で回復した万全な体調で喫することで、朝の目覚めを気持ちよくする。
ためのものであります。だからこそ、そんな大好きなコーヒーで、
朝食で摂った栄養素の吸収を阻害しないため
起床直後の弱まっている内臓などに負担をかけないため
に、しっかり飲むタイミングを決めよう、と思っております。
午後の14時半
そしてもう一つのタイミングは14時半。おやつの時間ちょっと前位です。この時間の理由として最も大きいのは、カフェインの覚醒作用です。
カフェインには、覚醒作用があります。その効果は、大体摂取してから30分後くらいに発現し、摂取してから7時間ほど持続すると言われています。
つまりは、寝る7時間前以降に飲むと、寝つきに影響が出てきます。
逆を言えば、それまでに飲んでしまえば夜の寝つきには影響はありません。
そして、14時半というのは、平日の仕事の時間だと昼食を食べて血糖値が上がり、仕事の疲れも相まってだいぶ頭が眠くなりやすい時間でもあります。そんなタイミングなので、カフェインの覚醒作用がいい仕事をしてくれるのです。
また、わたしは仕事中のおやつとしてはアーモンドをよく食べます。そのアーモンドには、カフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼作用の効果を高めるアルギニン酸が多く含まれております。そしてそのアーモンドにはオレイン酸、リノール酸、αーリノレン酸といった上質な不飽和脂肪酸が多量に含まれており、それらによる作用と脂肪燃焼が相互に働くといった相乗効果が期待できるのです。
まあそういった健康効果抜きにしてもアーモンドつまみながら飲むコーヒーの味がいい、というのもありますが。コーヒーのフレーバーにはフルーティーとかチョコレートとかありますが、ナッツ系フレーバーも有名ですよね。そういう意味でもそもそもナッツとコーヒー自体が味の愛称はいいのですよね。
土日は基本わたしは何かしらのお菓子を作るので、その作ったお菓子とコーヒーを一緒に摂ることで、味の相乗効果(フードペアリング)を楽しめますし、何よりおやつの時間の幸福感が倍増します。やっぱりコーヒーとスイーツというのはゴールデンペアですからね。
健康効果として見ても、クロロゲン酸が血糖値上昇を抑えるので、生活習慣病予防にもいいですね。
つまるところ、お昼のコーヒーはわたしにとって、
疲れと眠気を解消しつつ、アーモンドと共に残りの仕事を乗り切るためのブーストエナジー(平日)
自作のスイーツとのフードペアリングを楽しむ至高の時間の立役者(土休日)
であり、そのために、
寝る7時間前までに飲むことで睡眠の邪魔をしない。
ことを心がけることで、大好きなコーヒーを存分に堪能できるようにしております。
3.おわりに
以上、今回はコーヒーを飲む頻度と、飲むタイミングを理由を添えて、共有させていただきました。
内容を改めて要約すると、
コーヒーを飲むのは朝食後30分以降と就寝する7時間前までのお昼の時間。
朝食後30分以降なのは栄養素の吸収への影響緩和及び朝の身体機能回復を待つため。
就寝7時間前までの理由は、カフェインの覚醒作用が7時間ほど続くことから睡眠への影響をなくすため。
となります。
この記事が、皆様のコーヒー生活に何か参考になるものがあればうれしいです。
今後もこう言ったコーヒーについての自らの生活を交えた発信をしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
